「工賃」
昨日は恒例の「いぶきまつり」だった.
息子は春先からずっと楽しみにしていた.
太鼓や踊りや歌,ボランティアさんといっしょでニコニコ嬉しそうだった.
学校の友達や先生にも会えた.
私はバザーのお手伝い.
ステージは今年から方向がかわったからほとんど見えなかった.
でも例年通り聞き慣れた歌声が響いていて,
良き変わらぬものに癒された.
デジカメを持って行くのを忘れてしまったダメブロガーなんで,友人からのメールで送られてた画像.
鼻が真っ赤に日焼けした.
今日作業所から初工賃をもらって来た.
ダメ母な私はとくに感動もしない,
息子はずっと作業に参加しているわけでもないから,たとえもらえなくてもホントのところ不満はない.
でも慣れない環境でよくがんばったなと思う.
息子はお金の価値とか意味は分からない.
「自分がニンニク作業をするとお金がもらえる」と理解する事も難しい.
電車に乗ったりジュースを買ったりする時にお金を使う事は知っているのだが.
一応「ニンニクをがんばったからお金がもらえたよ.」と言って息子のお財布に入れておいた.
毎月の事とになればなんとなく理解するだろうか・・・
いやいやムリだろう.
お金でゲームを買ったりするとか楽しみが分かる人ならば,それを励みに作業をがんばる事もできるだろうな.
先日,肢体不自由の障がいのみの友達のおかあさんと話す機会があった.
息子さんは何となく行きたくなくて3日連続して休んでしまったそうだ.だけどその後給料日があって基本給プラスがんばった分上乗せされるとわかってはりきっているそうだ.
携帯が欲しいらしい.
お金がやりがいにつながっている.
じゃあ息子にとって「作業」とは何なのかって思ってしまった.
かろうじて「がんばる」ということわかるだろうが.
それが息子にとってつまんなかったりキツかったらやらせる意味はあるんだろうか.
ただの苦痛な時間になりはしないだろうか?
毎日毎日続くのでは「がんばる」にも限界がある気がする.
仲間と同じ作業をして時間を共有する事には意味があるかな.
おしゃべりしたり時にはだらだらしながら.
なんとか息子なりの理解で少しでもイイ時間が過ごせるといいなあと思う.
それでもやっぱり「生活介護」という枠が早くできて欲しい.
9月からと聞いているがどうなんだろうか・・・
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