今週を通して岐阜市「オンリーワンわたしたちの芸術祭」が開催されている.
場所は岐阜駅の2階.
息子が通う作業所でも廃材を使った作品を出展している.
それで息子たちは3日にわたって10人ぐらいずつに分かれて見学に行く予定だ.
施設の車に乗せてもらってお出かけなので息子はとても楽しみにしているようだ.
やっと明日行くことができる.
うちではお出かけのことをほとんど話題にしないようにしてきた.
あまりに早いうちから息子に知らせるとすぐに行けると思ってしまうからだ.
「あした行けるよ!」って言えるぐらいまでは黙っていた方がいい.
ところがこうした配慮が作業所では全然なされていない.
息子の昨日からの不機嫌の原因がここにあったのかと今朝知った.
(昨日の夜は突然大泣きした.)
けさ作業所に送っていった時,
ちょうど入り口にいた職員さんが息子に「今日はJR行けるね!」と話しかけた.
私はギョッとした.
実際に行くのは明日なのだ.
息子は「やったー!」と大きい声でハイテンションだ.
ちょうどタイミングよく息子の担当の職員さんが来たから
「明日だよ」っていっしょに訂正して言い聞かせた.
「JRに行く」という表現もとってもとってもマズい.
息子にとって「JRに行く」というのは電車に乗ってお出かけすることを意味する.
息子はどんな場所でもお出かけは楽しいはず.
でもJRに乗れると思っていて乗れなかったら怒るだろう.
すぐにでも行くような声かけが以前からあったのかなあとも思ってしまう.
帰宅後,連絡ノートを見たら「今日は少し元気がなく作業にも参加しなかった」と書かれていた.
原因についてはなにも触れられてなかった.
私はやっぱりなって思った..
行けると思っていたのに行けなかったからだろう.
でも職員さんはこの不機嫌の原因を理解してないみたいだ.
私は今朝どんなにがっくりしたことか・・・・・・
息子には当然理解できることとできないことがある.
息子の分かる言葉で,また分からない単語を含まれていても職員さんがくり返し伝えて欲しい.
今回なら,
1. 岐阜駅に行くこと,でも電車に乗るわけでも見るわけでもなくて作品展にいくこと
「作品展」が難しくてもその言葉を繰り返すことで電車に乗るのでないことは理解するはず.
2. いつ行くのかということ,
「あしたじゃないよ,あしたのあしたよ」とか,
「今日は◯◯さんたちが行くよ.あなたはあしただよ.」とか
ただ単に「JR行くよ!」という無責任な乱暴な言い方はNGだ.
「JR」は息子にわかる言葉だけに勘違いしてしまう.
「楽しみにしていた太鼓の活動がお知らせどおりに行われていなかった事件」の時と基本は同じだと思うのだが.
やっぱ親が思っているほど簡単には理解してもらえないようだ.
あまりの配慮のなさにがっくりしたけど,
こうしてブログを書いていると,
今年入ったばかりなのだし,
やっぱひとつひとつかなあと思い直す.
今回どうして息子が不機嫌になったのか丁寧に説明して理解してもらって,
今後の配慮をお願いすればいい.
今夜の息子は質問の鬼になっている.
「JRは?」
「お金は?」
「学校は?」
「電車は?」
息子も混乱気味なのだろう.
しゃべり詰めだ.
私も説明の鬼になる.
息子の親となって19年のプロだからな.
「明日行けるよ,作品展に行くんだよ.電車はまた移動支援で連れて行ってもらおうね.」などなど
あまりの繰り返しに「もううるさい!!!」って叫びたくなる.
この繰り返しの会話の鬱陶しさはソウトーだ.
同じような子を持つ方ならめっちゃ理解してもらえるだろう.
でも「しゃべれるだけいいよね.」って言われることもあって,
それはそうなんだけどさ.
悩みはひとそれぞれだ.
思えば学校ではこういう配慮をすることへの意識は高かったなあと思う.
(学校と比較してもしょーがないけど,)
言っていいこと,
絶対禁句なこと,
言う時期とかタイミング,
そういうのは先生方はすごく気にかけてくれた.
作業所にそれを求めるのはムリもあるかもしれないが,
ここは親として努力して伝えることは伝えようと思う.
ジュンとマル.
カラダは大きいのに気弱な男の子たち
廊下には「こっそり餌場」があって,私が廊下に行くたびに付いてきて熱い視線を送ってくる.
気の強いお姫様たちにはナイショでごはんをもらえる場所だ.
以前はジュンだけだったのにいつも間にかマルも参加するようになった.
白いお姫様たちがぐっすり睡眠中が狙い目だ.
カラダが大きいのにお姫様たちにいつも気圧されてごはんを横取りされてるから仕方ない.
私がこうして甘やかすからよけいにダメなのかもな.
今日も無駄に長くてすみません.
最後まで読んでくださってありがとうございます.
あすは久しぶりにまるっと一日有給休暇をとりました.
車検とかいろいろ用事プラス友人とランチとか予定ぎっしり.
ぼけ~と過ごす休暇が夢なのに結局いつもこんな感じになってしまいます.
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