昨年の10月父が亡くなった


風邪だと思って病院に罹ってから3週間,


中皮腫という診断がついたと思ったらあっという間に逝ってしまった


 


それから一年弱


家庭菜園とよく手入れされていた庭は徐々に変貌していった


それでもボタンやハナミヅキやタイサンボクやモクレンなどの木々は変わりなくがんばってたけど


 


広い家にひとりになった母は一周忌を終えたら東京に引っ越すことになった


姉の家のすぐそばにいい物件がタイミングよくあり,


150坪の実家もひょんなご縁から買い手が見つかった.


 


先週末,


実家に引越し業者4社を招いて訪問見積もりをしてもらった


一日で4社は強行スケジュールだったけど


私が引越しすべてを仕切ることになっているから.


 


 


最終的にありとばんだで迷った


 


あり トラック 3t 2台


   梱包作業 3人


   運搬作業 4人


 


ぱんだ トラック 4tロング 1台


    梱包作業 2人


    運搬作業 2人


 


荷物量の見積もりが両社でこんなに違う.


なんでかな~.


家具や家電は持っていくものと置いていくものははっきりしてるけど,


どの部屋もモノであふれているから見積もりが難しかったかな


全部持って行くパターンじゃない引越しの見積もりではこういうことが起こりうるのね


何トン必要かなんて素人じゃあ分かんない


 


「あり」の方は数万円高い


人員も多いしトラック2台で東京まで行くので当然か.


 


最終的には「あり」にした.


理由は


・トラックは小さい方が近所に迷惑をかけない


・荷物はどれくらい減らせるか分からないから余裕をもって.


・作業員は2人では不安,できるだけ人数をかけてもらって時間的にも早く終えたい.


・石臼を運んでくれるから


 


石臼は裏庭に長年放置してあるものでドロドロの水がたまっている.


昔は実際お餅をついていたものらしい.(私の記憶にはない)


80kgぐらいありそう.


3人ぐらいいれば持ち上げれるかも.


けっして大事にしてるわけじゃないのに母はそれを持って行って庭に置きたいと言う.


庭っていっても家の周囲のわずかな空間だけど.


私は重さはともかく「石」っていうだけで引越し屋さんでは運んでくれないと思っていた


「石は石屋さんでしょ」


でも,


アリさんは石をも運ぶ!


 

 


最初はホントに最低限いるものだけを持っていくという簡単な引越しを考えていた.,


必要なものは東京で買えばいいと思ってた.


でも家の中を見て回ったり押し入れを開けてみたりして


長年の我が家の歴史を感じて,


母にとって「いるもの」は超合理主義の私が考える「いるもの」とは全然違うことに気がついた


 


話がトントン拍子に進みすぎて不安もあるだろう


今囲まれているモノたちをできるだけありさんのトラックに詰め込んで持って行ってもらおう

 

 

 





お風呂出待ちが日課のマル
マットは湿気っていて気持ち悪いと思うんだけどね.




放置気味のブログ
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